
等は異なっておりましよう。しかしこれらの問題に各国が足並みをそろえて取り組む共通の理由は十分あると考えます。私は、この会議を日本で開催出来たことは誠に幸せであると同時に有り難いことと感じております。この会の準備に当たって援助をさしのべて下さった方々に感謝の念を表したいと思います。具体的に申し上げますと、この会議を従来の会と2点で違って催すことを承認頂きました。1つはこの会のプログラムをアルコール問題予防活動に直接関与されてない方々に一部公開し、直接皆様とお会いして、皆様の声を聞き、そして質問をしていただく機会を持つことが出来るようになったことです。もう一つはこの会だけに限って、2人のオブザーバーをアジアからお招きできたことであります。私は、韓国のオー博士とフィリピンのアレタ博士のご出席が実現したことは大変喜ばしいことと考えます。日本が、世界の、そしてアジアの一メンバーとして、この会議を通して生み出されるであろう尊い知恵が両国に及ぶことは、両国にとっても、われわれにとっても意義深いことと思います。従いまして、これら2つの点でこの会が従来の会と異なることを承認下さった各国代表に改めて感謝の意を表します。 最後に、今回の会に、最後までご出席を予定されながら、種々の理由でご出席を断念された方々があったことをお伝えします。事実、2人の方は既に自国のナショナル・レポートを準備され報告されることになっておりました。幸いこれら2つの報告は、エバ・タング博士と私が、両先生に代わって報告致します。欠席についての遺憾の意とこの会の成功を祈るというお言葉を頂いた方々はノールウェーのスタイン・バーグ博士、ニュージーランドのサリー・カスウェル教授、カナダのアディクシヨン・リサーチ・ファウンデーシヨンのP.R.W。ケンデル氏、ロシアのボリス・レビン博士、ニュジーランドのマイケル・マックアボイ博士、カナダのエリック・シングル博士、オーストラリアのジム・ストックウェル教授、そしてWHOの西太平洋地区本部のローズマリー・エルベン博士の方々でした。これらの皆様はご一緒にお集まりいただくことは出来ませんでしたが、最終段階で緊急な、また重大なご事情がおありになったことを承知致しております。ここにお集まり下さった皆様も、これらの方々がいらっしゃることが出来たら本当に良かったのにときっとお考えのことと信じます。と同時に、これらの方々にもよろしくとおっしゃられる事でしょう。 私の簡単な歓迎のご挨拶をこれで終わらせていただきます。皆様とご一緒になったことを素晴らしいと思います。ではこの会を楽しくやりましょう。
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